自分が好きと自分が嫌いは、実は同じ

胸をはって自分を好きと言えますか?(404 Blog Not Found)

私は私自身が嫌いだけど、それはたいした問題ではないと思う。好きと嫌いというのは表裏一体である場合が多いからだ。

自分自身がどうであるかというより、他人に対して自分がどうであるかと言うほうが実は重要である。自分自身が好きな人は、他人にも優しくする傾向がたかいが、全ての人が他人に優しくするわけではない。他人に優しくできるのなら、他人を許容できるなら、他人を暖かく包み込めるなら、自分自身が好きであるかどうかということはどっちでもよい。

胸をはって自分自身が好きだという人にもいろんな種類の人がいるわけだ。だから自分自身が嫌いだとしても、それはそれでよいのだ、単に趣味趣向の問題であって、自分自身が嫌いだからといって、世の中がうまくいかないと考えるのは浅はかである。

実際に、自分自身が嫌いで、世の中うまく行かないという人が、自分自身を努力して好きになったところで、世の中うまくいかないのはたぶん変らないだろうと思う。他人とどういう関係を作れるかということのほうが、世の中うまくいく、行かないという重要な要素なのである。
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