「NHK地球データマップ」で考える世界の未来のあり方

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本書「世界は感情で動く」の原題"Trappole Mentali"は、「感情の罠」。前著は「感情経済学的に人はどう振る舞うか」という「原因」に主眼がおかれているのに対し、本書では、「その結果何が起こるか」という「結果」と、「それが望んだ結果と異なることを防ぐにはどうしたらよいか」という「対策」に主眼がおかれている。
感情の落とし穴の底で読みたい一冊 - 書評 - 世界は感情で動く(404 Blog Not Found)



世界は感情で動くのは避けがたいと思う。感情で動くことが悪いことではない。世界の未来のあり方を考えた上で、現状あるデータに基づいて、これからどうするべきかを感情に訴えることでしか世の中はよくならない。

「NHK地球データマップ」は、NHK教育テレビで放送されているものを書籍化したものだが、
非常によい本だと思われる。大人が読むのにも耐えれる本である。実際には中高生に読んでもらって、自分自身の幸せを追求するのでなくて、より多くの人が幸せになる方法を模索したり苦悩したりするための本である。

若いときは、理想を掲げて世の中をよくしようというパワーで生きるべきだと思う。世の中がよくなれば、結果として自分自身も幸せになるからだ。

ただし、この本は慈善的な感じの本であるので、思想に偏りがあるが、実際のデータによって、世界の格差や貧困、戦争、等々いろんな問題が書かれている。そして、私たちはどうすればよいのかを提示している。もちろん提示されているとおりに行動する必要はないが、世界の困窮の状態がよくわかる。

定価は、1300円で安いです。また、NHK地球データマップのTVを見ても同じ内容です。

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