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原題は、「なぜインドの貧困はなくならないのか?」です。インドに関してかいてますが、それはインドだけに当てはまるわけではないという意味も含めて、原題から「インド」をとってると思われます。実際の事実に基づいて書かれているので、読み物としても面白いです。
なぜ、なくならないかというとそれは資本主義それも新自由主義だからです。階層ができないとうまく経済が回らないのです。みんなが一律に豊かになるのも無理ですし、またある一定レベルに下げたレベルで同一の豊かさをみんなで享受するのも無理なのです。
だからといって、そのことが良いことかというとそうではありません。現実を認めつつも改善していかないといけない事項です。ただ、私たちの豊かさは多くの貧しい人たちの犠牲の上に成り立っているという事実を忘れてはなりません。
これは世界でなくて日本国内でも同じことなんです。貴族でも何でもない普通の人々が安価に高品質なサービスを受けれるのは、安い給料で不当に働かされている人たちが多くいるから成り立っていることなのです。彼らは能力がないとか努力が足りないとかそういうわけでもなく、新自由主義のシステムとしてそうならざるを得ないのです。グッピー理論と同じです。だれかがそういう役割をしない限り、このシステムはうまく動かないんです。
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