マスコミは推理ゲームをやめるべき

元厚生事務次官殺害事件は、やはり頭のおかしい男の場当たり的な犯行のようだ。ワイドショーでは朝から晩まで、いろんなコメンテーターがこの事件の「意味」を解説しているが、それは無駄である。「犬の仇討ち」というシュールな動機も、本当かどうかはわからない。むしろ統合失調症のような疾患を疑ったほうがいいだろう。

秋葉原殺人事件のときも、私のところにコメントを求める取材や、本で対談してくれという話が来たが、すべて断った。精神異常者はどんな社会にも存在し、彼らは一定の確率で殺人をおかす。その対象が家族であればベタ記事にしかならないが、「秋葉原」や「厚生省」という意味がつくと、メディアが大きく取り上げる。この種の報道は憶測ばかりで、犯罪の連鎖を呼ぶ有害無益なものだ。
via:「意味づけ」の病(池田信夫 blog)


テレビをみてると、犯人が捕まる前から必要以上の情報を出しつつ、かつ推理ゲームをするかのようにコメンテータが勝手な推理をするのは勘弁して欲しいなと思う。本当に有害情報でとんでもないと思う。逮捕後は、被害者は以下に良い人であったかを、被告人にはいかにとんでもない人であったかを前面に出すのは、もうニュースでもなんでもなくてゲームとしか私は思えないんである。あと、確かにこんな殺人も社会的に大きな出来事であるかもしれないけど、もっと本当に大事でもっと私たちに報道すべきニュースがあるのではないか?と思うのである。

まあ、100歩譲って推理ゲームをしても良いとしましょう。でも推理するには明らかに情報が不足してるので、意味ある推理をするのは不可能なのである。「犬の仇討ち」というのを無条件にどうして信じられるのか私には疑問である。確かに本当にそういう動機かも知れないが、嘘をついてる可能性はあろう。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスは公開されません。
また、コメント欄には、必ず日本語を含めてください(スパム対策)。